尾山令仁
1927年生まれ。1951年、早稲田大学を卒業。学生時代にキリスト者学生会を創設。1953年、東京神学塾を卒業。路傍伝道により開拓伝道をし、聖書キリスト教会を築く。聖書キリスト教会会長牧師。東京神学校校長として後継者育成につとめる。百数十冊の著書を著し、月刊誌『羊群』の編集長。
一人で全聖書を訳し、『現代訳聖書』として刊行する。アジアの人々に対する謝罪運動を提唱し、自らアジアの国々に行き、謝罪の実を結ぶ。
哲学博士(Ph.D)など三つの学位(博士号)を持つ。
ここでパウロが教えていることをもう少し突き詰めて考えてみると、聖書がはっきり私たちに啓示している福音の真理はどこまでであり、それに対して、それほどはっきり啓示されていないこととは何なのか、その境界線をはっきりさせなければならないと思います。
パウロがこのエペソ教会への手紙四章前半で教えていることを、もう一度要約すると、こういうことになると思います。
教会の一致というのは、すでに聖霊によって与えられているものであって、それは何よりも霊的・内的一致です。その一致に必要なものとしては、一人ひとりが新生という霊的体験をしているクリスチャンであるということ。
罪の中に霊的に死んでいた者が、イエス・キリストの十字架上の身代わりの贖いによって、命が与えられ、救っていただいたということ。そしてそれは、信仰によって与えられるものであり、新生したクリスチャンは成長し、同じ信仰、神の御子に関する同じ知識に至ること。
こういう人々の間にだけ真の一致があるということです。つまり、福音の真理を共通に信じる人々の間にだけあるということです。
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