岡山英雄
1954年生まれ。東京大学文学部、聖書宣教会卒業。米国ゴードン・コンウェル神学校、英国セント・アンドリュース神学校で黙示録を学ぶ。哲学博士。日本福音キリスト教会連合・東松山福音教会牧師。日本福音同盟神学部長。
著書に『小羊の王国』(いのちのことば社)、訳書に『ティンダル聖書注解』、レオン・モリス著『ヨハネの黙示録』(共に、いのちのことば社)がある。
富岡幸一郎
1957年生まれ。中央大学仏文科卒業。在学中の1979年(21歳)「意識の暗室−埴谷雄高と三島由紀夫」で『群像』新人賞評論優秀作を受賞。文芸評論家。関東学院大学文学部比較文化学科教授。
著書に『非戦論』(NTT出版)、『使徒的人間 カール・バルト』(講談社)、『内村鑑三』(五月書房)など多数。日本基督教団鎌倉雪ノ下教会会員。
岡山英雄氏と「リバイバル新聞」で対談したのは、昨年の八月十五日のことであった。
戦後六十年の夏、戦争と平和をめぐって、さまざまな議論がなされていたが、折りしも日本の敗戦の記念日に、このような対談の機会が与えられたことは意味深いものがあった。
対談のひとつの中心は、現代において非戦論をキリスト教の信仰から、改めて考えてみることであった。
二〇〇四年の九月に、『非戦論』という著書を書き下ろしで刊行したが、これは内村鑑三の非戦論を、現代の地平から積極的に考え直してみたいという意図によるものであった。その内容については岡山氏との対談でも触れたのでここでは繰り返さないが、二〇〇一年の九月十一日、アメリカで起こった同時多発テロと、その後のアフガニスタン、イラク戦争という二十一世紀の今日の現実にどう向き合うかという課題が当然あった。
<あとがきより>
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